2日目
さて、夜が明けると近所中の人が集まってきます。お葬式の準備のためです。
家族が仕事を休むのは当然ですが、見る限り誰も仕事に行く気配がありません、いいのかな。
男連中は手分けして大型の天幕張り(4張り)、女性軍は食器やお坊さんへタンブンする食事を準備しています。
こういう時に備えて、お寺には天幕、椅子、食器、ござなどが大量にストックしてあるようです。
家人の女性軍も皆に混じって忙しく働いています。そのほうが気がまぎれていいのかも。姉婿が自家用サムローで4人の子供たちを学校まで送りって行きます。
とりあえず今日はたいした行事もないので家にいてもじゃまなだけですからね。
そうしているうちに7人のお坊さんが到着。小一時間の読経のあと、食事を振舞われます。お坊さんは1日3度、お経をあげに来ます。戒律で、正午を回ると固形物を口に出来ないので、食事を供するのはこの時だけです。
10時を回ったころから、大量の魚、肉、野菜などが届き始めます。ソムタムのためのパパイヤや大量の炭、200Lはあるクーラーボックスも氷で満タンになります。
これから3~4日、200人ほどの人が飲み食いするぶんですから半端な量ではありません。ソムタムひとつとっても10人ほどの女性が丸1日パパイヤを叩いていました。それに20ケースほどのジュース類。これ誰が払うんだあ....と言ってたら、ジュースと氷の請求書が僕のところに回ってきました(爆)
余談ですが、タイでも喪服は黒です。白も許されますが、柄物や色物は原則だめ。
ただし正装である必要はありません。あと、関係者以外はそんなに頓着する必要もないみたいです。
僕は白Tシャツの上に黒の半そでの上着、黒ズボンに革靴というスタイルでしたが、結構浮いてました。
昼を回ると男たちはすることがなくなります。で、自動的に酒盛が始まります(笑)
うちは酒は用意しませんが誰かがメコンを数ケースもちこんでいたようです。
そうこうしているうちに子供たちが学校から帰ってきます。女の子はうちの娘だけ、あと男の子が3人です。
その3人と親戚の男性数人が丸坊主にされています。お葬式の間、臨時に出家するためです。その間は普通のお坊さんと一緒に上座に座り、タンブンも受けることになります。特にお寺での本葬から荼毘にかけて重要な役割を担います。
そんなこんなでこれと言った行事もなく1日が暮れていきます。ただし、食い物と飲み物は見事なくらいに減りつつあります。
いよいよ明日クライマックス。本葬と荼毘が行われます。
おまけ:カミサンの従兄弟たち
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