カフェに行ったことありますか?地方でもちょっとした街には大抵あります。まあ、簡単な食事も出来る飲み屋なんだけどね。飲むだけならタイ人向けで安くあげることも可能だけど、カフェ遊びはタイ人の間でも通の遊び場と言われてます。
カフェには必ずステージがあって、女の子たちが順番に持ち歌を歌います。気に入った女の子がいれば、歌っている時に花輪「マライ」を送ります。そうすると、女の子は次のステージまでの間(40分位?)席に来て話し相手になってくれます。もちろん、無視して眺めるだけでも何の問題もありません。あと、どんなカフェでも女の子の歌の間に、体になんらかの障害を持った人が歌います。この人たちにマライを送っても席には来てくれませんが、タンブンの伝統からか、多くのマライが送られます。歌の間にはテレビでよく見るようなどたばた喜劇のショーがあり、これ目当てにくる人もいるようです。
マライの値段ですが、ウドンタニの僕の家の近くのカフェでは最低が20バーツですが、バンコクでは100バーツから200バーツのようです。女の子たちは給料もドリンク料もなく、マライの金額だけが収入となります。実際には店と折半のようです。本質的に風俗ではないため、昼間勤めていたり、学生だったり、また、プロ歌手を目指してたりといった女性が多いので、プロのホステスとは一味違った会話が楽しめます。特に地方のカフェだと、都会に働きにいくまでの勇気がないとかの理由でそこに勤めていたりしますので、結構かわいい子もいたりします。もちろん歌が下手ではカフェでは働けません。皆それなりにちゃんと歌えます。人気のない子はマライも集まりませんから、歌っている女性たちにとっても結構シビアな世界です。
マライの最低価格は店により決まっていますが、上限はありません。マライは首飾り状になっており、送られた女性はそれを首にかけたまま歌います。マライには実際に送られた現金が貼り付けてあります。まあめったにありませんが、1000バーツ札が数十枚張り付いたマライを見たことがあります。一人の歌手に複数の客がマライを送る事は普通にあります。その場合は当然、金額の高いほうの客のほうに行きます。女性をキープし続けようとすると、ステージ毎にマライを送らなければなりませんし、他の客との駆け引きも発生します。カフェ遊びが通の遊びと言われるゆえんです。
バンコクのお勧め:ファイブスターカフェ ラマ4通り、スリウォン近くにあります。スリウオン通り、ソイトワイライトを抜け、ラマ4通りに出る直前の右側です。朝4時か5時頃までやっていて、食事も出来るし、女性連れでも問題ない店ですので、シーロムで飲んだあとなどにいかがでしょうか。
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